5/3〜5にミカエル&ダニール・リャブコ、システマOriginセミナーに参加してきました。
テーマはノンコンタクトワーク。触れることなく相手をコントロールすることは一見まやかしや八百長に見えてしまうのですが実際には極めてテクニカルなものでした。
ミカエルがセミナー冒頭に説明したのは「日常のあらゆるところにノンコンタクトワークが存在する」ということ。非常口の表示、道路標識、信号やポスター、音声放送や飲食店の美味しそうな匂いなど全てがノンコンタクトワーク。
相手と接触せずに体の動きや反応を観察しながら崩しやコントロールをしていくのですが、それは実際にコンタクトによる崩しがあるから成立します。例えば、きちんと相手に伝わるストライクが打てるからコンタクトなしでも相手に作用するというように。
実際に接触しての動きやストライクのワークから接触しないワークへと展開していきます。やる側にも受け手側にも、自分の自然な動きを自分で邪魔しないような動きや体の状態が必要であると感じました。
そこでミカエルが伝えたのは「自信を持つこと」
本当にできるだろうか?と自分を疑っていては動きが萎縮します。自分の自然な動きを出すことが重要なポイントです。
結局のところ全ては普段のトレーニングの延長線上にあります。現実味があり、実際にたどり着ける技術なのだということが面白くもあり、嬉しくもありました。
外から見ていると不思議な現象。実際にトレーニングしていると実感として分かるのがノンコンタクトワークでした。これはシステマ全般に言えることかもしれませんが。
システマ横手同好会からは3名が参加。5月は基本的なワークをやりつつ今回のセミナー内容をちょっとずつ復習していこうと思います。興味を持たれた方は是非練習に来てみて下さい。